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2009年10月15日

靴作りをしましょう。その4

前回の作業で完成させた、アッパー(甲革)を木型に沿わせる釣り込みをしていきます

最初に使った木型(ラスト)です。

靴作りをしましょう。その4


まずは、釣り込む前の準備です。
ラストの底の形が必要なので、テープを貼り形状をコピーします。


靴作りをしましょう。その4




中底(靴の内部にくる底材)の堅い牛革を、形状どうりにカットします。

靴作りをしましょう。その4


カットした中底とラストの間に、インソール分の厚み(3ミリくらい)のコルク板を
はさみ釘で固定します。

靴作りをしましょう。その4


靴作りをしましょう。その4


これで釣り込み準備が整いました(*^。^*)

ここからの釣り込み作業は、やや職人さんぽいですが、力は必要としません。
コツをつかむことが大切です。
釣り込みは、踵にあるカウンターに硬化性のボンドを塗るため、一時間半くらいの
間に一気にやってしまう必要があります。
(文章ではわかりにくいですが・・・)

踵の部分の外革と内革の間に革製のかかと芯(カウンター)を入れ込みます。
この芯に硬化剤を塗ります。


靴作りをしましょう。その4


つま先、踵、外、内という順番に、ワニで引っ張りながら釘をうっていきます。


靴作りをしましょう。その4




靴作りをしましょう。その4


全体に釘を打ったら、
踵の部分だけボンドで接着し閉じます。

靴作りをしましょう。その4


次に、つま先のアッパー(甲革)を上にめくって
引き上げます。

靴作りをしましょう。その4


下の裏革だけ釣り込んで、ボンドで貼ります。



靴作りをしましょう。その4


つま先部分は革の芯をはり堅くします。


靴作りをしましょう。その4


今回は上革のアッパーを、ろうのついた糸で底革に縫い込んで仕上げます。

もちろん初心者の方はすべての革をボンドで接着して仕上げます。

靴作りをしましょう。その4


一旦、釘で閉じてしまい数日置いときます。

次から手縫いの底付けですチョキ


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Posted by にじいろの靴職人 at 16:02│Comments(0)靴の知識
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