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Posted by おてもやん at

2010年02月08日

仮くつ合わせ

今日の八代市はかなり暖かいです晴

また、靴作りの日々を送ってます。

通常、靴の上の部分が出来たら仮合わせを行ってますが・・・

より精密なフィッティングを求められる場合は

仮靴を製作して合わせます。





合わせるだけの靴なのでもったいない気がしますが

仮合わせを2回行うことで

かなり履き心地がよくなりますぬふりん

時間は1.5倍ほどかかりますが・・・・  

Posted by にじいろの靴職人 at 12:59Comments(0)靴の知識

2009年12月14日

サイズ違いの木型

さすがに12月は、冷え込みますね・・・げんなり

暖房をきかせた部屋でポカポカしながら、木型修正をしました。

今回のお客様のは、前回の方と同じで左右サイズがちがいます。

でも今回は、横幅がかなり違います。



右足が横幅で1.6ミリも広いです。

左足にはコルクをいっぱい貼り、綺麗にけずりました。

右足は逆に木型を削りこみました。

それでも・・・・足先は出来るだけ合わせないとスタイルがおかしく見えます。

足先の形状を出すのはかなり難しい作業ですアウチ

厚みが出過ぎると安全靴みたいに、つま先がもっこりした靴になります。

女性のお客様には特に注意が必要ですね。  

Posted by にじいろの靴職人 at 20:48Comments(0)靴の知識

2009年11月27日

足を測る!

今日は靴作りの前の、足の採寸法です。



採寸の仕方は人それぞれだと思いますが、
私のは福岡式と言ったところでしょうか・・・。

まず、足底の外形線を紙にトレースします。



















細い鉛筆でずれないように描きます。
これで大まかな足の長さや幅がわかります。

もっと正確にするには、フットプリンターという
インクの付いた道具の上でトレースします。



採寸になれてくると必要ではないと思いますがにっこり


次にフットゲージで足の縦の長さを計測します。
(参考になるので、いつも履かれてる靴のサイズを相手の方に聞きます)



これも、ほかにもいくつか似たような道具があります。
足の横幅を測る道具もありますびっくり

次からが重要ですグッ

足の周径を測っていきます。
通常は4か所です。



ブーツを作る場合は足首を何か所か測ります。

この周径の採寸は、メジャーをきつく締めて測ると靴が窮屈になるし
ゆるすぎると靴にゆとりが出来すぎてしまいます。

慣れないとけっこう難しい作業です。げんなり
(足は夕方むくみやすいので夕方測った方がよいとの説もあります)

慣れると相手の方が、きつめの靴好みか・・またはゆったりめか?
靴下をいつもどんな厚みのものを履かれるか?
夕方にむくみやすいのか?

などなどを考慮して計測できるようになりますグー

病気の方の変形が強い足は、石膏包帯などできちんと型どりをされます。
(うちは民間の靴屋さんですので医療行為に近いことはできませんが・・・)

やっぱり靴作り前の採寸はかなり大切な作業ですねエヘッ





  

Posted by にじいろの靴職人 at 19:25Comments(0)靴の知識

2009年11月23日

靴の採寸は大切です

ひょえーこの前、次にオーダー依頼して頂いた方の足の採寸をしました。

六十代の方で、健康な人なんですが・・・

右と左で足のサイズがかなり違いましたひょえー

右足が左足より8ミリほど小さいのです



3ミリから5ミリくらい違うことは良くありますが普通
今回は右左で違うサイズの木型を使用することになりました。



足の幅もかなり大きいです。
こういった足の方は、なかなか足に合う靴は売ってませんね
今回オーダーされた訳がわかりますグー

私は以前、障害をもたれた方などの靴を作ってましたが・・・・

今回みたいに健常な方も、合わない靴を履かれている場合が多いですね。

足のサイズ合った靴を履く大切さを実感しました

いい靴を作るという責任感は今回強いですが・・・・

次回は足の採寸法を紹介します。  

Posted by にじいろの靴職人 at 19:11Comments(2)靴の知識

2009年11月17日

靴の中を公開!

今週は冷え込みますねげんなり

レザースニーカーを作ってますが・・・

スニーカーは踵の上部(くるぶしの上)を柔らかくします。

そのため、内部にスポンジを貼りつけます。



こうすることにより、足への当たりが良くふわふわして気持ち良いのですにっこり



既製の靴にも入ってるのが多いですね。
でも、スポンジが少なくてあまり機能してないのも見かけますわー
手作り靴の内部は舞台のセットみたいに、いろんな仕掛けがありますエヘッ




  

Posted by にじいろの靴職人 at 13:04Comments(0)靴の知識

2009年10月24日

靴を作りましょう!その5

今回から底付け作業に入ります。
前回に引き続き、靴が地面と接触する重要な部分の、底を付けていきます。

今回は、中級者以上の技術の手縫いによる底付けをします。

靴の内部の中底と、一番下にくる本底、その中間に堅い革(中本底と言ったりします・・・)を一枚貼ります。



革にはボンドを厚めに塗ります。はがれないように・・・。



縫いしろを外側に8ミリほど出して接着です。



キリのような先のとがった針で針穴をあけながら、曲がっている縫い針(2本)で靴の周りを一周縫っていきます。




出し縫いといいます。通常は、大きな靴工場などでは底を縫う機械で縫う場合が多いですが・・・。
おそらく、機械は100万円以上するはずですガーン



底の出し縫いが完了です。
手縫いは大変ですがいい味がでて、靴への愛情も深まりますラブ

次回は、本底を貼っていよいよ完成しそうですグッ  

Posted by にじいろの靴職人 at 19:33Comments(2)靴の知識

2009年10月15日

靴作りをしましょう。その4

前回の作業で完成させた、アッパー(甲革)を木型に沿わせる釣り込みをしていきます

最初に使った木型(ラスト)です。



まずは、釣り込む前の準備です。
ラストの底の形が必要なので、テープを貼り形状をコピーします。






中底(靴の内部にくる底材)の堅い牛革を、形状どうりにカットします。



カットした中底とラストの間に、インソール分の厚み(3ミリくらい)のコルク板を
はさみ釘で固定します。





これで釣り込み準備が整いました(*^。^*)

ここからの釣り込み作業は、やや職人さんぽいですが、力は必要としません。
コツをつかむことが大切です。
釣り込みは、踵にあるカウンターに硬化性のボンドを塗るため、一時間半くらいの
間に一気にやってしまう必要があります。
(文章ではわかりにくいですが・・・)

踵の部分の外革と内革の間に革製のかかと芯(カウンター)を入れ込みます。
この芯に硬化剤を塗ります。




つま先、踵、外、内という順番に、ワニで引っ張りながら釘をうっていきます。








全体に釘を打ったら、
踵の部分だけボンドで接着し閉じます。



次に、つま先のアッパー(甲革)を上にめくって
引き上げます。



下の裏革だけ釣り込んで、ボンドで貼ります。





つま先部分は革の芯をはり堅くします。




今回は上革のアッパーを、ろうのついた糸で底革に縫い込んで仕上げます。

もちろん初心者の方はすべての革をボンドで接着して仕上げます。



一旦、釘で閉じてしまい数日置いときます。

次から手縫いの底付けですチョキ
  

Posted by にじいろの靴職人 at 16:02Comments(0)靴の知識

2009年10月13日

靴作りをしましょう。その3

今回は革漉きと甲革(アッパー)の縫製です。

革漉きは革包丁でも出来ますが
革漉き機の方が速くすけるので、ある場合は使用します。




革漉きがなぜ必要かと言いますと、靴には革と革が重なる部分があります。
その部分が厚くならないように、革のパーツの端を1cm漉きます。




漉いたパーツをミシンで縫製していきましょう。

縫製はたいへん重要な作業ですね。
しっかり縫わないとあとでほつれたりします。
それに、糸目(ステッチ)がきれいなほど靴の外観も良くなります(^v^)

ミシンは靴作り用の工業用ミシンを使用します。

工房にあるののは、セイコー社のミシンです。



靴教室用に、縫う速度をかなり遅くしてありますので、
初心者の方も少し練習すれば、縫えるようになります。
にっこり
靴修理にはまた別のミシンが必要になります。

まず靴のかかとの一番後ろのところから縫います。
内外の二枚の革を重ねて縫います。




縫ったら、履いた時に破損しやすい部分なのでテープで補強します。
ウマという馬の背中に似た
曲線のある台の上での作業です。




パーツとパーツを表革、裏革に分けて順々に縫っていきます。




最後に表革と裏革を、ずれないように貼り合わせ縫います。




これで、甲革(アッパー)の完成です(^O^)/
次回は甲革を木型に沿わせる釣り込みです。

  

Posted by にじいろの靴職人 at 20:44Comments(0)靴の知識

2009年09月24日

靴作りをしましょう。その2

今日は、前回作りました型紙を使って革の裁断をしますにっこり

革の種類はかなりたくさんあります。
靴作りの表革に使用するのは、おもに牛革です。
厚みは約1ミリ前後です。今回は牛革以外に子ヤギの革も使います。
靴の内部の裏革には、馬の革を使用します。

その他の革では、表革に羊、カンガルー、高級馬革や裏革には豚を使用することが
多いです。
現在、工房には30種類ほどありますが、革の問屋さんには100種類以上もあります。びっくり

靴作り教室ではまず革選びからスタートします。
一番、迷う作業ですね。でも革の色を決めるのは、あとで後悔しないためにも重要です。
今回は、グリーンと薄いイエローの牛革が主体です。

型紙を革の上に置き、ペンで形を描きます。

そして、ラインに沿って革包丁やカッターナイフを使って裁断します。

切断した革のラインがきれいに切れていると靴の見た目も良くなります。
既製の靴の場合は、機械を使って革を切ると言うより、型で革を切り抜くようにします。機械だと速いので何足もいっぺんにできますねエヘッ
うまく裁断できない場合はまた別の対策もありますが・・・?

これで裁断は終わりましたグー
次は革漉きです。  

Posted by にじいろの靴職人 at 20:09Comments(0)靴の知識

2009年09月17日

ファーストステップシューズを作りましょう!

赤ちゃんの歩き始めに手づくりのシューズを作りましょう。
ヨーロッパではファーストステップシューズを贈り物にする習慣があるそうです。
日本でも首都圏などではかなりポピュラーになってきてます。

作り方は、成人の方の靴に比べればかなり簡単ですグッ
用意された型紙をもとに革を裁断します。




表革と裏革を縫い合わせ、底ゴムを貼ります。
これで縫う準備が出来ました。




あとは、ろうが塗られた糸で縫って行くと完成です(^O^)/



ご出産祝いや、1歳のお誕生日祝いの贈り物に利用されています。
お部屋に飾ってもいいですよ。
工房・にじいろの靴では単色のシューズだけでなく、ご自分でいろんなデザインを考えて
製作して頂けますよ!!
  

Posted by にじいろの靴職人 at 20:01Comments(0)靴の知識

2009年09月16日

みなさん、靴作りをしましょう。その1

今日から工房、にじいろの靴で行っている靴作りの工程を紹介します。
これは、あくまでも神戸方式の作り方です。関東や九州などの作り方は
それぞれ違ってます。
神戸のシステムは、初心者の方にも作りやすいように改良してあるので
靴作りをしたことがない方も取りかかりやすいのです(^^♪

今回は14センチの木型を使って、本格的のベビーシューズを作ります。
大人の方の靴と作り方はほぼ同じです。

まずは、型紙作りです。
樹脂製の木型におおまかなデザインを描きます。

次に、紙に木型の外側の形を写し靴の製図を書きます。

製図を基に型紙を描き、カッターで型どうりに切ります。


ここまでの作業は、中級者以上の工程です。
初心者の方の靴教室では、型紙が用意されてますので、革の裁断から始めます。
次回は、革の裁断作業です(^O^)/  

Posted by にじいろの靴職人 at 15:28Comments(0)靴の知識